近年、土木構造物や建築構造物の大型化が進み本来、大規模構造物には不適切な地盤や、既設構造物に近接した厳しい条件下での構造物の計画・設計・建設が多くなっています。
このように多様化し、かつ複雑化した要求に応えていくためには、精度の高い地盤調査と評価、分析等、工学的特性の把握が必要不可欠であります。当社は、対象となる施設の種類、規模、重要度、事業予算の他、計画地の地形、地質、土質、地下水等の相互関係を勘案して、目的に最も適した地質調査を計画し提案いたします。

地盤の性質を調査するには、ボーリングコアの観察と標準貫入試験等による原位置試験があげられます。調査ボーリングの精度は、後に続く地盤の評価に大きな影響を与えることから、調査位置の選定や掘進長、原位置試験等については、設計部門と一体となって目的に応じた最適な調査を立案します。

物理探査は、地下構造と直接または間接に関連して、人為的にまたは自然的に生じている物理的現象を地表において観測し、そのデータを検討・解析することによって地下の状態を推測する方法です。物理探査法は大別して、地表探査法と孔内探査法があり、目的に応じて各種の探査を提案いたします。