国土の大部分を占める山間地における災害リスク低減
砂防・地すべり
我が国の国土は3分の2が山間地であり、毎年のように土砂災害が発生し、尊い命が失われています。
災害の規模は年を追って大きくなっており、構造物を主としたハード対策のみならず、土石流・地すべり・急傾斜地といった危険箇所における警戒区域の設定と周知を行うソフト対策を併用することによって、減災を推進している状況にあります。当社は、ハード・ソフト対策の両面から土砂災害の防止ならびに減災へ取り組んでいます。
砂防堰堤
砂防堰堤による土石流対策
渓流保全工
渓流保全工による対策
渓流保全工は、渓岸や渓床の侵食・崩壊を防止する施設です。砂防堰堤と異なり、居住エリアに近いところに位置することが多いため、景観に対しても配慮した設計をおこないます。

地すべり対策
地すべりは、地質調査ならびに機構解析をおこなった後に、対象とする地すべりに適する対策工を組み合わせて計画されます。また、対策工の計画設計のみならず、リアルタイム計測による避難警報発令に係わる観測業務などもおこなっております。

土砂災害警戒区域設定調査
警戒区域等設定
特別警戒区域(レッドゾーン)、警戒区域(イエローゾーン) を地形図、現地調査によって設定します。 法令に基づく区域が設定されるため重要な調査となります。
